第24回全国高等学校総合文化祭放送部門(静岡県) ビデオメッセージ部門参加
岩手では、前年度の放送新人大会の成績で、全国高等学校総合文化祭放送部門への 出場校を推薦します。出品する番組は、新人大会に出したものとは別に 新たに制作するわけですが、今回の番組は、昨年の新人大会の 「CM キャンペーン部門」に参加した30秒ものをもとにした、 社会派の、硬派の、シリアスな番組です。
すべての生命は、海から生まれた。しかし、海に帰っていく人も少なくない。 わたしたちの住んでいる岩手県の田野畑村は、陸中海岸国立公園のハイライト、 海のアルプス北山崎・鵜の巣断崖などの観光地に恵まれている一方で、 海に帰る玄関口としても人気がある。
わたしたちは、この状況をどうにかしたい!!! と思って番組を作りました。他ではいっさい公開できない内容です。 目を皿のように開けてごらんください。
では、どうぞ。
富士までは500マイルくらいかな。でも、今回の旅で2本番組を作るつもりなので、 こんな計画です。
上に「富士市への道」を入れていたせいか、盛岡までで田野畑高校の卒業生2人と 会いました。うちの同窓生は1213人しかいないので、これはスゴイ確率だー、 と思っていたら、久保先生(4月に盛岡四高に転勤)が盛岡駅で差入れをもって まっていてくれたー。そういうわけで、桃が実っている山梨県は甲府のホテルに到着。 甲府は小雨で涼しいよ。富士山は見えないけど。桃は5個1800円!!で売っていたけど、 どうしよ。
そうそう、何で山梨廻りなのか、というと、富士山をぐるーっと見たいから。 明日は武田神社と舞鶴公園を見て、静岡県富士市に向かいます。 晴れるといいなあ。
えっと、晴れたけどね、今日も富士山は見えません。甲府に来た本当の理由は、 富士を支配するためには、その上流を手に入れる必要があるから、と、孫子も いっているので。富士川の水は、山梨県の左半分、じゃなくて西半分に 降った雨ですからね。そういうわけで、武田信玄の躑躅ケ崎館跡(武田神社)と、 甲府城趾(舞鶴公園)を陥れておいて、駿河の国に攻め入るわけっす。
午後1時30分にわたしたちは静岡県の富士市に到着。駅では、盛岡第四高校の櫻田先生 (岩手県高文連教頭、4月まで岩泉高校教頭)が出迎えてくれた、というか、偶然 お会いして激励していただきました。で、宿に着いてから、1年チーム、2年チーム、 3年チームの3チームに分かれて取材を開始。
3年チームは、田子の浦に行きました。何せ、わが社には 「校内百人一首大会」というのがあるから、3年にもなれば、 「たごの…」「ふじの!!」くらいはそっこーで出てくる。
だが、外はかなり暑い。「あ〜〜行くのやめっか」などグチををこぼしながら 宿を出ようとすると、女将さんが「こんな暑い中大変でしょう」ということで、 田子の浦までクルマで送ってもらった。らっき。
田子の浦港のフェリー乗り場でわれわれは降りたのだが、後ろは旭化成の工場、
対岸には石油タンク。
「ほんとにこんな所が田子の浦なのか?」。工場から煙は出てるし、排水はあるし、
海の色は田野畑とぜーんぜん違うし…。ここでドラマを作るのがわれわれの
ミッションだったが、そんなんできるか!! 近くの売店のおばちゃんに話を聞いてみると
「昔はきれいだったけねぇ、っていっても、200年ぐらい前だけどねぇ」
仕方なく、僕たちは怪しいインタビューをいくつかとり、
宿まで2時間半かけて歩いて戻った。…とほほでやんす、ああ。
そんなわが社に梨の差入れあり。同宿の秋田経法と岩手高校にもおすそわけして、 これで点数稼ぎじゃ。
2年チーム・1年チーム・顧問チームの報告はまた今度。 いよいよ明日から大会です。
えっと、わが社は入賞できず。岩手からは、朗読で白百合の西舘さんが 特別賞を受賞しました。そういうわけで、とりあえず番組部門の結果速報です。 でも、わたしたちの見解はちょっと違うので、それはあとで。 でもでも、とっても素晴らしい大会でした。静岡のスタッフの皆さん、 大変お世話になりました。本当にありがとうございました。