第17回岩手県高等学校放送新人大会 テレビ番組ドキュメント部門 第1位
1999年8月1日から行われた全国高等学校総合体育大会(岩手総体'99)。 田野畑村は会場ではありませんが、全校で「歓迎グッズ」を作り、宮古市で行われた レスリング、ヨットに参加の皆さんにプレゼントしました。 あと、放送委員会がヨット競技の記録(撮影)をお手伝いしました。春から、 海撮影班は船酔いしても知られない訓練を、空撮影班は超望遠でも絶対に手ぶれしない 訓練に日夜励み、ヨットのルールを勉強して、全国総文祭の翌日から12日間の 撮影に臨んだのです。
…この仕事は、自分たちの考えで動けるが、逆にいえば、考えがないと 全く動けない。今回の大会の特徴は、選手以外に競技役員・運営役員と補助員が 約600名、さらに開会式等の協力員や中継を担当したテレビ岩手のスタッフと、 非常に多くの人手を必要とする点だ。そういう人々が、非常にスムーズに働いていて、 大会を支えていた。また、100艇もの選手と、それをサポートする各校のヨット部員、 応援の生徒で成り立つこの大会を、どう取材し、まとめるか。あの熱気と緊迫感を どう撮影し、まとめるか。毎日撮影のテーマを考えなければならないという、 ただの高校生にとっては、非常に過酷な条件の中で 九日間の活動を行ったのであった。
競技部での特別取材(本部船やプロテスト委員会も特例として 認めていただきました)、会場で最もフォトジェニックだった 広島県立安芸南高校ヨット部への密着取材をとおして、 少しずつ番組のイメージを作り上げていった。
大会が終わり、今、僕たちは編集の作業に入っている。九日間の取材を 一つの番組にまとめるのは簡単なことではない。でも、たぶんいい番組になるはずだ。 いや、いい番組にする(8月21日のテレビ岩手の番組とは、ふた味くらい違うのを 目指している)。最終日に、テープ頒布の案内を出したところ、 すでにかなりの注文をいただいた。皆さんの期待を裏切らない番組に仕上げる決意だ (2000年2月に全部売り切れてしまいました)。
最後に、来年の記録係の方へ。日焼け止めは必需品だ。今、僕たちはボロボロ。 夏にはよくダラダラするが、ボロボロになったのは初めてだった。 しかし、忘れられない思い出になることはまちがいない。
岩手総体記録集より
しかし、機材って、なんでこういうときに限ってこわれちゃうわけ? しょうがないから大会の前日にカメラ1台買っちゃったよ。 支払いの方はどうなっているんだか…。さらに、大会が終わって公式記録ビデオを 編集中に、自慢の編集機一式が故障したり。感動巨編を目指してますが、 ご注文をいただいた全国の皆さん、もうちょっとだけお待ち下さい。 え、その公式記録ビデオって何? という方は 岩手日報2000年2月26日の記事をご覧下さい (この記事のおかげで? 完成したビデオはテレビ岩手のニュース(2000年3月2日)で 流していただきました)。
さて、そんな仕事の合間に? 放送新人大会もあるわけで、編集機が使えなくても 何とか番組出さないと、来年の全国総文祭に参加できない。で、何とか仕上げたのが この『うる声やつら(うるせいやつら)』です。
わたしたちは、インターハイのヨット競技の撮影をしていて、
広島県立安芸南高校ヨット部に遭遇しました。
インターハイの代表校は、気合いの入った集団ばかりでしたが、
彼らはどの学校よりも気合いが入りまくっていて、その声は、どこにいても
聞こえてきました。彼らの真の姿を探ろうと、わたしたちは密着取材を行いましたが、
あらためて彼らのパワフルさを思い知らされました。わたしたち放送委員会は今、
安芸南高校を見習って、気合いを入れ直しているところです。
最近の岩手県大会の番組レベルは確実にあがってきてます。ドキュメントに限らず、 ドラマ、CM・キャンペーン部門ともに、おぉぉぉぉぉ! というのが出ていたから、 正直言って 1位は無理だと思ってました。でも、何とかいい評価をいただいて、 全国総文祭の6年連続出場を予約しました。 2000年の総文祭(静岡)には、 岩手県から番組関係で岩手高校(ビデオメッセージ)・ 宮古高校(オーディオピクチャー)、わが社(ビデオメッセージ)が参加の予定です。 あ、持っていく番組は「うる声やつら」じゃなくて、新作です。次の「いのち」を もとにした、社会派の作品になる予定。よろしくお願いしますね。
第17回岩手県高等学校放送新人大会 テレビCM・キャンペーン部門 第1位
田野畑村は人口4806人しかいないのに、死ぬ人は多い。 それは、わざわざ田野畑村までやってきて自殺する人がいるからだ。 死んでどうなるというのだ。死んでは何もはじまらないのだ。
どうせこんなところに人は住んでいないから、自殺しても迷惑がかからないと 思っているのだろうが、私の家の近くで自殺があったりすると、 私は毎日そこを通るわけで、とくに帰りが遅くなったときなどは 恐ろしくて恐ろしくて、ヒ、ヒェェェェェ!!ということもある。
そこで私達は考えました。自殺を防止するキャンペーンを!! これをみて、わたしたちの気持ちをわかってくれる人がいれば幸いです。 では、どうぞ!!