田野畑村産業開発公社 (たのはた牛乳などを扱っている第3セクターの会社) で売っている名刺台紙。一枚10円。
1998年モデルでは、左上の「TANOHATA」のところが、 TANOHATA のようになって (黄色のバックグラウンドをスタイルシートで指定!?) いっそう目立っている(蛍光ペンを使った人もいるらしい)。 田野畑高校の先生も、全員この名刺を使って人気を集めようとしている。
ただ、上半分しか印刷できないのに、無理矢理「響け大地にわれらの鼓動」とか
ページやメールのアドレス、プリクラとか入れまくっているので、実は読みにくい。
右から左に1〜4ページという構成。二つ折りにしてあるので、 渡されたときは1ページめしか見えない。しかし、実は普通の名刺の2倍の用紙に 両面印刷で情報を詰め込んだ、田野畑高校の考査問題用紙のような名刺だ。
もともとは 田野畑村商工会が1996年度につくった観光パンフレットに、 田野畑高校のページの文章などを入れ込んだもの。1998年に 田野畑村役場水産観光課が開発した。 1ページめの下に、自分で名前を書いて使う。
4ページめの「盛岡から自動車で約1時間70分」という表現に対して 村議会でクレームがついたが(反対多数で否決)、村役場の住所・電話・FAX番号とともに 田野畑高校ページのアドレスが載っていることについては、誰も問題視していない (いいのか!?)。
村役場では、村民全員を宣伝隊に仕立てようと、この名刺を無料で配布している。 放送委員会などは、まんまとそのわなにはまり、 鳥取の総文祭で配りまくった。 しかし、住所と電話番号を書き換えるのを忘れてはいけない。