田野畑高校 田野畑高校ニュース 1998年3月


松商学園高校放送部を訪問 (1998年2月28日〜3月1日)

1996年11月にも 松商学園放送部(長野県松本市)を訪問 しましたが、今年も「2/28に創立100周年記念 放送部作品上映会をするから来てね」という手紙をいただき、放送委員2年のかよこ + 顧問の先生が「目的」をもって行って来ました。
松商学園は、野球やサッカーなどの運動部の活躍、 フジテレビのドラマ「白線流し」のロケなどで有名ですが、 放送部も、NHK杯全国高校放送コンテストで2年連続優勝するなど、大活躍しています。 そういうわけで、東北新幹線・長野新幹線を乗り継いで(大宮乗り換えを忘れて 東京まで行っちゃったけど)、オリンピック直後の松本へ向かいました。

かよこのみた松商放送部

松商放送部とかよこ 2月28日、会場の松本文化会館(サイトウキネンオーケストラの本拠地)につくと、 坊主頭の男子生徒がずらーっと並んでいて、「オス」と一人一人に挨拶していました。 あとで聞いたら野球部の皆さんで、行事の時には、いつも他の部の手伝いを しているのだそうです。

受付で顧問の金井貞徳先生に迎えられ、大ホールに案内されました。 聖望学園放送部(埼玉県)の宮崎先生や春日さんもいらしていて、 約3時間の上映会をいっしょに楽しみました。

松商の番組は、ヒューマンドキュメントが基本です。 生命の大切さ、人生そのものを見つめる作品を11年間にわたって作り続けています。 それも、外から眺めてつくるのではなく、相手の中に飛び込んでいっしょに活動し、 制作者自身の体験として描いています。 ボランティア活動などを通して得た体験の結果として 番組ができあがっているように思いました。 そういう作り方が、松商独特の味というか、うまく言えないけど、 感動を呼び起こすのでしょう (帰ってきてから、いただいたビデオを放送委員長だった3年のたけしくんに見せたら 自分の卒業式よりも泣いていました)。

上映会では、番組に登場した人や、制作したOB・OGもステージに登場して、 いろいろなお話を聞くことができました。いい番組は、それに出ている人や作った人に 会いたくなる気持ちを抱かせます。実際にそういう人に会うことができて、 とてもうれしく思いました。

さて、今回の松商訪問には、大きな目的が一つありました。 来年の田野畑高校文化祭に来てもらう約束をしてもらうのです。 田野畑高校も今年、創立50周年を迎えます。 今回の発表会のような形は無理かも知れませんが、記念の文化祭には全国各地から わたしたちと同じような活動をしている高校に来てもらいたいと考えています。 その宣伝と約束を取り付けるのが、その目的なのです。

上映会の後、打ち上げに招待されました。いよいよ目的を果たさなければ なりません。いつも聞く側にいるせいか、挨拶の場で 頭の中は真っ白になってしまいました。でも何とかしのいで、松商の校長先生からも 約束をとりつけることができました。ふぅ。

松本に行って、よかったことがもう一つあります。松商OGの方から、 船木和喜選手の写真をいただきました。見たい人は、10月に予定している田高祭 (文化祭)にいらして下さい。

この本を紹介します

松商放送部は、1997年度の NHK杯全国高校放送コンテストに、 チェルノブイリ原子力発電所の事故 (1986年4月) を題材にした番組を出品しました。 完成した番組も、もちろんすばらしいのですが、取材に当たった放送部の皆さんが 書いたこの本は、もっとすごい。制作した皆さんに会えたわたしも ちょっとすごい。


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