第46回NHK杯全国高校放送コンテスト テレビ番組第I部門 全国大会第5位入選。 7月20日〜22日、このページを東京の会場から 毎日更新しました。長いページですみません。
1998年10月に田野畑高校が開催した全国高校放送大会。
その様子を見てもらって(来てくれた方、全員登場します。勝手に載せてゴメン)、
それでもって、全国の放送部の皆さんにも「放送大会」をやってもらおう
というのがテーマです。だって「案ずるより産むが易し」
、
やってみたら面白かったんだもの。新しい友達ができたり、お互いみんな高校生だ
ということが改めてわかったり。
今年も10月24日の田高祭(文化祭)でやりますけど、今年は交通費は自費、
宿泊はぼくたちの家にホームステイでお願いします。
「だいたいねえ、友達がいれば、戦争なんて…」「あ、ユーゴ…」 「そう、中国大使館爆撃、あれワザと…」
(1999年度放送委員 あきら + てつや)
5/29(土)にNHK盛岡放送局で行われた県大会には、 ドラマ(ラジオとテレビ)が12本、番組が10本出てきて、出品数記録を更新か。 中身はいろいろだったけど、面白かったのを↓。
田野畑駅 6:26 発三陸鉄道宮古行き。これが東京への第一歩だ。 で、13:00過ぎに着いた東京は、そんな暑くなくて、ちょっと助かったぁ。 今日は「校内放送研究講座」というのに行ってきました。 テレビ番組、こうすればよくなる、っていうやつなんだけど、大事なのは
というようなこと。ほかにも、テロップの扱いとか質問が飛んでいましたが、 この分だと 7/21の準決勝、わが社の番組はとんでもない評価になってしまいそう。 ということで、いよいよ準決勝。場所は共立講堂ね。
宮城県仙台白百合 大阪四天王寺 北海道札幌稲西 長野県松商学園 兵庫県加古川西 静岡県清水南 広島県広島国泰寺 兵庫県東播磨 宮城県仙台南 長崎県長崎商業 長野県長野清泉女学院 広島県比治山女子 埼玉県浦和市立 長崎県長崎南 北海道札幌藻岩 長崎県奈留 京都府洛南 富山県桜井 北海道札幌旭丘 長野県松本美須々ヶ丘
長崎県長崎西 北海道札幌藻岩 山形県山形城北女子 広島県呉三津田 長野県松商学園 佐賀県佐賀清和 長野県長野清泉女学院 神奈川県六ツ川 大分県大分鶴崎 宮城県宮城学院 宮崎県妻 岡山県岡山東商業 大分県三重 秋田県秋田南 広島県武田 宮城県仙台白百合学園 北海道札幌稲西 長崎県青雲学園 長野県松本美須々ヶ丘 秋田県秋田中央
わが社 (岩手県岩泉田野畑) 長野県松商学園 岐阜県斐太 富山県高岡南 茨城県鹿島灘 長崎県長崎西 山形県日本大学山形 兵庫県武庫川女子大学附属 宮崎県都城泉ヶ丘 富山県魚津 長崎県長崎北 長野県長野吉田 静岡県日本大学三島 青森県北斗 岡山県倉敷商業 長崎県奈留 兵庫県三原 長野県松本美須々ヶ丘 北海道旭川工業 愛知県光ヶ丘女子
富山県富山国際大学付属 茨城県日立第一 長野県須坂 山形県山形東 北海道札幌丘珠 静岡県静岡精華 佐賀県佐賀清和 宮城県東北学院 長野県松本美須々ヶ丘 北海道札幌藻岩 静岡県日本大学三島 鳥取県八頭 広島県武田 愛知県光ヶ丘女子 奈良県帝塚山 香川県高松 長野県松商学園 兵庫県武庫川女子大学附属 北海道旭川工業 大分県大分舞鶴
富山県桜井 栃木県盲 埼玉県伊奈学園総合 長野県松商学園 岡山県倉敷南 富山県富山国際大学付属 北海道札幌稲西 広島県広島国泰寺 鳥取県鳥取東 兵庫県東播磨 北海道函館東 佐賀県東明館 長野県松本美須々ヶ丘 北海道札幌日本大学 静岡県日本大学三島
大分県大分舞鶴 京都府菟道 青森県三本木 北海道旭川北 兵庫県龍野 岐阜県岐山 千葉県鎌ヶ谷 長野県松商学園 北海道札幌旭丘 東京都錦城 神奈川県日本大学藤沢 長野県松本県ヶ丘 北海道小樽潮陵 福島県原町 北海道札幌藻岩
4:50、緊張のあまりわたしは起きた。あー、思えばここは東京か。 はぁ、遠いところに来たもんだ。ドいなか、いえ、陸の孤島から 花の東京にわたしは来ました。一緒に来たてつやに「あまりキョロキョロするな」。 いなかコンプレックスです。やれやれ。
共立講堂で準決勝。一発目がわが社、顧問の菊地先生から「代表で前に出ろ」 と言われ、てつやとジャンケンをしました。3回のあいこのあと、わたしは勝ちました。 「オッケー!!」 しかし現実は違った。勝った方が行くのでした。 思えば、今朝のすべての TV の運勢、わたしは完封負けでした。
あきら
東京荒川ローターアクトクラブの佐藤悦康さん、 雨の中、わざわざ激励にいらしていだだき、ありがとうございました、 と顧問も申しております。 あと、会場でぼくに声をかけて下さった全国の皆さん、 本日は人見知りボンバーでうまく答えられなかった小心者でした。 どうぞ許して下さい。ですが、地球はいつも回っています。 あなたも一緒に回ってみて下さい。たぶん目が回ります。 山形の総文祭でまたよろしくお願いしますだ。
てつや
午前中に行われたテレビ番組第I部門準決勝から勝手に審査して 4つ選びました。でも、今年は緊張しまくりで冷静に見てません。ごめんなさい。 (公式の順位ではありません。順序は発表順です。 わが社についてはあとで)。
午後はテレビ番組第II部門準決勝、同じく4つ選びました。でも、最初の発表だった 富山国際大学付属だけ見てません。 お昼食べるのにやっぱり緊張していたからです。杏奈さん、すみませんでした。 (これも公式の順位ではありません。順序は発表順です)。
記録的な大雨(東京練馬では時間雨量91mm)と雷の中、講評がありました。 ポイントはね、
さて、今日の講評はNHKのかただったんですけど、 個別の話を聞きたければ楽屋に来い、というので行ったんですよ。 で、何言われたかというと、
ハッキリしすぎてショック。でも、こんくらい言われないと
準決勝に残った意味がないか。あすはゆっくり行くかな。
決勝進出番組発表は午前8時、NHKホール入口に掲示。
と書いていたんですが、8時30分、ステージで大々的に発表されました。
朝からすごい盛り上がりでした。
まずは結果速報をどうぞ。 あ、わが社は結局準決勝落ち(第5位、入選)でした。 NHKの公式ページ には、番組関係全部門の制作奨励以上の一覧があります。 わが社の番組名が違っているけど。 なお、今回の優秀作品を、つぎの日程で放送するそうです。
今7/22の午後10時すぎ。盛岡まで戻ってきたところです。今日中に田野畑まで たどりつくことができないので、東京よりは安い盛岡に泊まるわけ。
決勝で全部門の上位を見ました。聴きました。帰りの新幹線でお互いに話してて、 そしたらいろいろ考えが巡って、ちょっとまとまらないかもしれないけど、 いいものに出会うとこういうことになるものなんで…。
テレビ番組については昨日の準決勝でわが社の見解?を出したので、 今日はラジオ番組とドラマ部門について書こうと思います。
ラジオはねえ、よかったですよ。番組部門もドラマも。 さすがに決勝に残った作品ということもあるんだろうけど、ショックを受けました。 わが社はラジオはやらない方針だけど、もう3度くらい聴いてもいいなあ。 今年から優秀作品集テープは、アナウンス・朗読しか発売しないそうなので、 テレビ・ラジオの放送でエアチェックしなきゃ。 でも、NHKラジオが田野畑村には入らない!! どうしよう。
テレビドラマは、優勝した小樽潮陵がバカウケ。満席のNHKホールを あれだけ沸かせたら、最高に快感じゃろうて。だってさ「熱血鉄人カイザーマン」まで ステージに登場したもん。岩手の放送高校生だったら、岩手高校的な正義の味方が、 バリバリ活躍するオハナシ、といえば想像がつくと思います。
この小樽潮陵に匹敵するのが松商のラジオドラマ「青春週間」。青春に燃え、 クラス対抗で青春大賞を目指す一週間、という行事を設定して…、というのが スジなんだけど、典型的青春場面のオンパレードだし、文部政務次官(森田さん)的な BG だし、とにかく期待を裏切らない構成なのだ。 オチがもうちょっとコンパクトでも、と思ったけど、それはもうどうでもよい。 われわれの考察はこの二つのドラマから始まったのだから。
どちらも冷静に考えれば、ちょー恥ずかしい番組だ。潮陵のカイザーマンは 「この格好でロケするのはつらかった」と言っていた。松商のドラマだって、 ステレオタイプの青春像だから、恥ずかしい。でも、どちらも 展開がだいたい読めるというか、期待を裏切らない構成で (うまく裏切ってバカウケとるけど)、伏線もわかりやすくて、 だから安心して笑っていられた。つまり、わたしはこういうのがとても好きなのだ。 あのウケかたから判断すると、たいていの人も好きなのだ、と言っていいだろう。 誰もが作りたいと思っていたに違いないタイプのドラマなんだと思う。 でもコロンブスの卵、作ったのは彼らだった。こっちは笑うしかなかった。 やられた、という快感まであった。
ところでドキュメント番組も、同じように一見恥ずかしいことが 見る人を感動させるのではないか。部活や行事に燃える姿とか、一生懸命な姿とかは、 さめた目で見れば恥ずかしい。努力とか、苦労とか、失恋とか、悩みとか、失敗などは 他人に見せたくないだろう。でも、そういう弱点もきちんと描いていると 共感しやすい。逆に、立派すぎると気持ちが引いてしまうというか、 しらけてしまったりして、受け手は番組に入り込めない。加えて、 7/20の講座の話じゃないけど、スジ(論理)を通した、 受け手の気持ちを逆なでしない番組が共感を呼ぶ。
こういうことは、アタマではわかっていたつもりだった。しかし、今日 NHKホールで出会った番組に「何言ってんの、すっかり忘れてんじゃない」と 言われたような気持ちだ。
その上で、今回のわたしたちの番組のテーマについて、もう一度考えた。