SN95G5起動不能回避実験!
この実験は2007年2月頃に行ったものなのですっかり詳細を忘れてしまいました。
内容は参考程度に捉えてください。
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※撮影機材 RICOH RDC−5300
実験機材など
使用した機材群。
オシロスコープ、電源2つ、ブレッドボード、テスター。
オシロの上にあるのがCUBE-PCのSN95G5。
でも電源2つは使わなかった気が・・・。
電源監視デバイス
起動の障害となっているデバイス、ATTANSIC ATOVP1。
メーカーサイトでデータシートを見てみると監視電圧が1.02V以上になるとシャットダウン用に信号を出す仕組みになっているようだ。
どんなふうに電圧が変化しているかオシロで見てみることにする。
起動不能時の電圧の変化1
ATOVP1の5番ピンに監視用の電圧がかかるようになっているのでこれをオシロで見てみた。起動しておよそ3ミリ秒後、なんだか急激に電圧が高くなっているんだけど・・・。見た目3.5Vくらいはいっている。
1.02Vどころの話じゃないやね。
起動不能時の電圧の変化2
詳しい設定は忘れたが何度か計測しているうちに急激な電圧上昇は見られなくなった。
それにしても1.02Vを超え、見た目1.1V付近まで上昇しているようだ。
たった1ミリ秒、1ミリ秒だよ!ほんの0.1Vくらい基準を超えてただけでシャットダウンしてくれるとは。さすがとしか言いようがない。
実験開始。コンデンサを通してみる。
ATOVP1の5番ピンとGNDに手持ちの電解コンデンサ220マイクロFをつないでみた。
これでどう変化するかというと・・・
波形が滑らか〜
見事、瞬間的な電圧上昇分を吸収、滑らか〜に電圧が上昇しております。
でもこれじゃほんとに不具合あった時にデバイスが焼けかねないのでもう少しコンデンサの容量を少なくして電圧上昇の反応を早くしてみよう。
いろいろとコンデンサ容量を変えて実験
手持ちのコンデンサを直列にしたり並列にしたりして容量を変え、起動時の電圧の変化を観察した結果、最適と思われる4.7マイクロFを見い出した。
※写真下:4.7マイクロFの時の電圧の変化
コンデンサの取付
コンデンサの最適値を見い出したので、それではいよいよ実際にコンデンサを取り付けていく。
以降の状況は次ページで。
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