乳牛の育て方に 徹底的にこだわった「やまちらくのう牛乳」です
成分無調整。1リットル |
山地酪農と一般酪農の違いの一つに、牧山の重視があります。 採草地に対して放牧地がありますが、山地酪農らしくいえば、 牧山とは、乳牛たちの生活の場であり、牛の働きで草を牛乳にするところです。
春から秋までが草と土の活躍期です。外国産の飼料に依存するのではなく、 自分の牧山で牛が自分の足で歩き、草を自分で食う。この 極めて当然な営みの中にこそ、山地酪農の創造性があるのです。
創造性というからには、それなりの裏付けが必要ですが、 田野畑山地牛乳の生産者規定では、牧山面積と頭数の割合を、 成牛換算で 1ha 当たり 2頭までとしています。 健康なホルスタインの食欲を支えるには、これでも十分とはいえませんが、 現在の日本では、ここまで創造生産に拘った牛乳はありませんし、 これが美味さの秘密だと自負しています。
また、日本の四季の持つ草生の季節変化は まさに多種多様で、たくさんの種類の草を乳牛は食うことになり、酪農先進国でさえ これほどの種類の草を食わせることはまずできません。 四季の味の変化がこうして起こります。
酪農家の仲間たちでも、飼料用穀物を一切食わせていないところは、 田野畑の山地酪農以外、そうはないと思います。
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山地酪農研究会 (やまちらくのうけんきゅうかい) 吉塚公雄 (よしづか きみお)
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